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ゴールデンクロスとデッドクロスは参考程度
第三章 移動平均線を使いこなして売買タイミングを読む
ゴールデンクロスとデッドクロスは参考程度
移動平均線を使った売買タイミングの見方として、「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」を使う方法もあります。ただ、これはあまりお勧めしません。ここでは、ゴールデンクロス/デッドクロスの基本や、お勧めしない理由などを解説します。
ゴールデンクロス/デッドクロスとは?
まず、ゴールデンクロスとデッドクロスの意味や見方から説明しましょう。
移動平均線で売買タイミングを分析する際には、短期と長期の移動平均線を組み合わせることがよくあります。ゴールデンクロス/デッドクロスは、これら2本の移動平均線の関係から売買タイミングを判断する手法です。
株価が底を打って上昇し始めると、それからしばらくした後に短期移動平均線も上昇に変わり、さらにそれからしばらくした後に長期移動平均線も上昇に変わります。そのため、
短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に抜く
タイミングが出てきます。これをゴールデンクロス(golden crose)と呼びます。
一方、株価が下落し始めると、その後に短期移動平均線も下降に変わり、さらにその後に長期移動平均も下降に変わります。そのため、
短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に抜く
タイミングが出ます。これを
デッドクロス
(dead cross)と呼びます。
ゴールデンクロスは、株価の上昇傾向がはっきりしてきたことを意味すると言われ、そのため買いのタイミングだと言われています。一方、デッドクロスはゴールデンクロスの逆で、株価の下落傾向がはっきりしてきたことを意味すると言われ、売りのタイミングだと言われています。
図1.ゴールデンクロスとデッドクロス
ゴールデンクロス/デッドクロスでは遅すぎる
一般的には、ゴールデンクロス/デッドクロスは売買の タイミングとして例え捉えられています。しかし、ゴールデンクロス/デッドクロスでの売買はおすすめしません。というのも
、売買タイミングとしては遅すぎる
ことがよくあるからです。
実際の株価チャートを見てみると、ゴールデンクロス後に株価が大きく上昇することもあります。しかし、ゴールデンクロスした時点では株価がすでに下がりだしていることもあります。逆に、デットクロス後に大きく下落することもあれば、その時点で上がりだしてしることもあります。
株価が長期間同じ方向に動くなら、ゴールデンクロスやデッドクロスは売買のタイミングになります。しかし、株価の上昇/下落の期間が短いと、ゴールデンクロス/デッドクロスではタイミングが遅くなります。
銘柄によっては、株価の動く速度が早くて短期間で上下するものがあります。そのような銘柄では、ゴールデンクロス/デッドクロスではタイミングが遅くなり、これらに沿って売買していてはダマシが多くなってしまいます。
ゴールデンクロス/デッドクロスの例
例えば、画面1は日系平均株価の2002年4月〜2005年12月の週足チャートで、13週移動平均線と26週移動平均線のゴールデンクロス/デッドクロスのタイミングを調べたものです。
1と2のゴールデンクロスでは、その後に株価が大きく上昇しています。また、4のデッドクロスでは、その後に株価が大きく下落しています。
ところが、3のゴールデンクロスでは、その後の株価の上昇は小幅でした。また、5のデッドクロスは株価の下落が小幅に終わっています。そして、6のデッドクロスは、株価がすでに上がりだしている時期に出ています。
グランビルの法則でも売買タイミングが100%当たることはなく、ダマシもそれなりにあります。しかし、ゴールデンクロス/デッドクロスでは、よりダマシが多い傾向にあります。
ちなみに、過去に調べてみた結果では、ゴールデンクロス/デッドクロスで売買するよりも、株価と移動平均の位置関係で売買する方が、良い結果が出る傾向がありました。
以上のことから、ゴールデンクロス/デッドクロスは、あくまでも参考程度にとどめておく方が良いと思います。
画面1.ゴールデンクロス/デッドクロスの例(日系平均株価の週足と13週/26週移動平均線)
移動平均の最適な計算時間を選ぶ
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目次
第一章 「買える株」「買えない株」を見極める
■
ファンダメンタル分析とテクニカル分析
■
会社四季報の基本的な見方
■
売上や利益の伸びている銘柄を選ぶ
■
財務の悪い銘柄は買わない
■
成長中で株価収益率(PER)が狙い目
■
経営効率の良い銘柄を選ぶ
■
株価純資産倍率(PBR)も目安にする
■
買収ターゲットになりそうな銘柄を探す
■
さまざまな要因を考慮して銘柄を選ぶ
■
スクリーニングで良い銘柄を見つける
第二章 株価チャートの基本をマスターする
■
株価チャートの見方
■
一本のローソク足の意味とタイミング
■
複数本のローソク足の組み合わせと売買タイミング
■
株価と出来高の関係
■
株価の傾向(トレンド)と抵抗線/支持線
■
株価チャートのパターン
第三章 移動平均線を使いこなして売買タイミングを読む
■
移動平均線はテクニカル分析の基本
■
グランビルの法則で売買タイミングを読む
■
ゴールデンクロスとデッドクロスは参考程度
■
移動平均の最適な計算時間を選ぶ
■
株価と移動平均線との離れ具合
第四章 着実に賢く儲ける基本戦術
■
「リスク」をなるべく軽減する
■
株式ポートファリオを組む
■
勝ち負けの差を小さくする
■
トレンドに沿って売買する
■
値動きの良い銘柄を選ぶ
■
短期売買と長期投資のどちらが良い
■
得意な銘柄を作る
■
損切りできない人は儲けられない
■
逆指値を使いこなそう
■
税金対策を考えてみよう
■
リバウンド狙いの短期勝負
ネットで内職在宅ワークを始めよう
<初級編>
■
メール受信で内職在宅ワーク
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モニター・アンケートで内職在宅ワーク
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CMを見て内職在宅ワーク
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